正治元年(1199)、善光寺如来に導かれて、高野山から信濃の地に下った苅萱道心がこの地に草庵を建立。宗派は浄土宗。ご本尊は、開祖苅萱道心とその子信照坊道念上人(幼名石童丸)が子授け・子育ての願いを込めて彫られた二体の親子地蔵尊です。

十念寺は今からおよそ800有余年前の創建で源頼朝公を開祖としています。宗派は浄土宗。大仏堂は美作の国(岡山県) の名刹「誕生寺」の正道上人(しょうどうしょうにん) が誕生寺の住職として「出世」される直前に周辺地域を廻り、勧進して作られた大仏です。そのことに由来して「出世大仏」といわれております。

開山は、正治元年(1199) に浄土宗の開祖法然上人が善光寺を訪れた時に、権堂の往生院の地に創建したと伝えられています。現在の地に移転してから、善光寺の仮本堂に2回なりました。チベット大仏は台座を除き高さ2.4m、重さ2tの日本初のチベット塑像(そぞう)です。平成22年にダライ・ラマ14世法王による大仏開眼式が行われました。

仁王門正面には上野公園の西郷隆盛像の作者として有名な高村光雲とその弟子の米原雲海の合作による仁王像が裏側には、三面大黒と三宝荒神の像が祀ってあります。

頼朝伝説最後のポイントであり、ガイドはここで終了になります。ここからは、駒(ガイド？)を返して心新たに善光寺へ参拝して下さい。