鎌倉時代以前から存在する由緒あるお寺。ここでは、お寺の由来について、長野の文化とも言える”絵解き”で解説をしてもらえます。

十念寺は今からおよそ800有余年前の創建で源頼朝公を開祖としています。
宗派は浄土宗。大仏堂は美作の国(岡山県) の名刹「誕生寺」の正道上人(しょうどうしょうにん) が誕生寺の住職として「出世」される直前に周辺地域を廻り、勧進して作られた大仏です。
そのことに由来して「出世大仏」といわれております。

長喜園は明治37年創業のお茶の老舗で、門前において1世紀の歴史があります。
ここでしか味わえない「抹茶・ほうじ茶二段盛りソフトクリーム」をお召し上がりください。
なお、ソフトクリームが苦手な方は「ババロア」または「ぜんざい」に交換が可能です。

仁王門正面には上野公園の西郷隆盛像の作者として有名な高村光雲とその弟子の米原雲海の合作による仁王像があり、通常とは逆に左側に阿形右側に吽形像を置いています。裏側には、三面大黒と三方荒神の像が祀ってあります。

延命地蔵尊は、善光寺草創以来、如来堂の瑠璃壇があった場所に置かれています。
この延命地蔵尊は、新しく生まれた子を守り、その寿命を延ばしてくださるといわれています。

勧進とは建立や再建を司る役職の名で、善光寺ではその役職の名が寺名として残った事になります。住職は貫主（かんす）と呼ばれ善光寺の住職を兼ねています。境内には護摩堂、宝物館には皇室関係の御物等があります。萬善堂の屋根には武田菱に似た、源氏菱が付いています。宗派は天台宗です。
（法要などにより写経体験はできない場合があります）

頼朝伝説最後のポイントであり、ガイドはここで終了になります。ここからは、駒(ガイド？)を返して心新たに善光寺へ参拝して下さい。