かるかや山 西光寺の絵解き(8月12日)
2015.08.13
8月12日の夜は旧盆を迎える前夜の「お花市」。
夕方から歩行者天国で賑わう表参道のかるかや山西光寺では、
”「十王巡り」と「六道地獄絵」の絵解き”が行われました。
お孫さん連れの年配者や若者たち25数名ほどが集まり、19時
から約1時間余り副住職の奥様の「語りと教え」に耳を傾けました。
最初に、寺宝の十王像を前に、亡者の現世での行いを明らかに
して六道界への道を示す十人の裁判官(十王)巡りの語りがあり、
死後三十五日目には閻魔大王のもとに引き出され、生前の善悪
の全てが暴露され、相応の地獄への裁きが下される場面では、特
に年少者たちは、同伴した祖父母等と顔を見合わせ息を殺して聞
き入っていました。
さらに、六道界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天界)の六つの
迷界を輪廻転生りんねてんしょうする様の絵解きがありました。
最後に、「仏教に帰依し冥界での裁定の軽減を願い、亡者に対し
遺族による追善供養が大切な救いの道である」との教えがあり、
参加者全員での合掌でお開きとなりました。
表参道に出ると、盆花や食べ物を売る夜店、楽団の演奏、子供た
ちの花火、トイーゴ広場での演目等が賑やかに続いていました。